虹彩は、外部からの光の流れと、身体内部の臓器の状況を的確に変換し表出することを司る、間脳のスクリーンと考えられています。脳神経と直結する虹彩 についての学問を虹彩学(IRIDOLOGY)といい、現在、主にドイツ、米国、ロシア、中国で急速な進歩を遂げています。そして最近の研究では虹彩 には先天的に唯一不変であるパターンと日常的に日々刻々変化する部位 のあることが判明しました。前者に関しては生後 6カ月で形成され 1歳ほどで安定する事が知られています。これらの特性を利用し、個人認証の手段/予防医学/性格診断等による適正検査/血液・尿採取を行わない被験者に身体的・精神的負荷の少ない薬物使用判定などへの応用技術として盛んに研究されています。

 虹彩学の事業展開については、以下の分野が考えられます。

1)
電子パスポート等による空港利用者のアクセスコントロール(出入国管理の厳密化・簡素化・省力化サービスの提供)
2)
住居、施設の入退室管理(鍵に変わるセキュリティシステムの提供)
3)
イリドロジー健康分析による健康管理サービス(予防医学に適応した簡便な健康分析システムの提供)
4)
麻薬使用者の特定(被験者に身体的・精神的ストレスフリーな検査システムの提供)

 今後は個々人に基づいた精密なマーケティング用データベースの構築や、人事政策において適正な客観的評価の手助けが可能になるなどの他にも、エンターテインメント分野での利用法も期待できます。

 このように、虹彩関連ビジネスのドメインの拡張性にはかりしれないものがあるといえるのです。