Tytanhamon ファラオ時代のエジプトの神官たちも、虹彩
による診断法を研究していました。ファラオの有名な神官であった
El Aksは、虹彩診断に対する多くの研究の他、眼を通した病気診断の大衆化にも力を尽くしました。こうして虹彩
により病気を診断する虹彩診断は Egyte(エジプト) 、Babyion(バビロン)、チベット、
インド、中国と色々な地域に拡がっていきました。
El Aksは虹彩による病気の診断法について、50mに及ぶ二つのパピルス紙に記述しました。このパピルスは《
Gizeh 》と言う都市にある墓の発掘時に発見され、現在はバチカン図書館に所蔵されています。パピルス紙には亜鉛とニッケルで作られ銀を含んだ特有の液体と重ねられた鉄板を利用した、虹彩
の撮影方法について言及されています。
El Aksは、この平板を患者の眼から2cm程度離れた所に正確に4分間置き、次にある液体を塗った後に、また患者の眼から30cm程度離れた所に固定しました。平板表面
に化学処理をした後、平板には色彩を発する画像が表れたとされています。
El Aksのカラー撮影法に対する秘密は今も明らかにされていませんが、平板表面
に表われた眼の画像の明るい色は今日まで保存されています。